子供ってなんかうるさそうで、面倒な感じがして。だから結婚しても子供はいらないと考えているんですが、どうでしょう?
回答者
内田 由喜
家庭カウンセラー・家庭教育フォーラム相談員
人にはいろいろ好き嫌いがありますから、「子供が好きじゃない」という人がいても不思議ではないし、「結婚をしても子供を作らない」という選択肢もあり得るでしょう。それを責めることなどできませんし、自分の人生は自分で決めるしかないとは思います。
ただ、率直に言って、「もったいないな」と思ってしまいます。それは、「子供を作らない」ということは、自分の愛の器を広げる機会を自ら放棄してしまうことになりかねないからです。
そもそも、まだ自分の子供がいないのに、「子供が好きじゃない」なんて決めつけることができるものでしょうか。子供を授かってみないと、子供がいることの素晴らしさや尊さは分からないものです。子供を授からないと、親にもなれません。親になってこそ経験できる愛の世界があるのです。
家庭連合では、神様は人類の親であることを説いています。神様は親ですから、その心情も、親にならないと本当の意味では分からないのです。逆に言えば、親になり、子供を育てていく過程で、神様の心情に触れていくことができるということです。そのような素晴らしい未来の可能性の扉を自ら閉ざそうとするのは、「もったいない」ことだと思います。未来の可能性は何かをきっかけに思わず開かれることもあります。今は、将来のいろいろな可能性を考えて生活されるといいと思います。