知り合いに家庭連合の人がいて、子供が5人いると聞いてびっくりしました。聞いてみると家庭連合は子だくさんが多いってことだけど、これって避妊を禁止しているからなのでしょうか。
回答者
内田 由喜
家庭カウンセラー・家庭教育フォーラム相談員
聖書には、神は人間始祖を祝福して「生めよ、ふえよ、地に満ちよ」(創世記1・28)と言われたと記されています。祝福された夫婦にとって、新しい子女の誕生は永遠なる祝福をもたらす最も貴重な出来事と言えます。ですから、出産を制限して後悔するよりも、子女は神様からの祝福の賜物と見るべきだと考えています。
また、家庭連合では、夫婦の愛の行為(性行為)が子女出産の目的のためだけにあると考えてはいません。夫婦が絆を深め、一体化するために愛し合い、性行為をなすことも大切なことです。そういう意味で、受胎調節が罪であるというような極端な考え方をしてはいません。
避妊についてはまず、夫婦間で話し合うことが大切でしょう。経済的な事情や身体的(健康面)なこと、育児の問題も含めて考える必要が有りますよね。
「子女を生まないようにする」と言うのではなく、より整った時期と環境で子女を授かりたいというところにこそ、神の深い御意があると言えるかも知れません。そのような場合において、妊娠を控えるという時には、女性の妊娠可能な時期をずらして夫婦生活をするといった方法をとることも考えられます。但し、100%の避妊というのはありませんから、天より子女を授かるかも知れないということを良く心して、常に心情を準備しておいてくださいね。
ただ、家庭連合では、ピルなどの医薬品を使う避妊に対しては、人体への影響を考え、お勧めしていません。