家庭教育フォーラム

この世界で「最も大切」なもの、それは「愛」ですよね。大切なものであるなら、それが相手を生かすものなのか、相手のためのものなのか、それとも自分の欲のために相手を利用しようとするものなのか、よく理解しておくようにしておかなければならないでしょう。

一般的に20歳を迎えれば成人とされます。誰もが、20年と言う「成長期間」があって、大人になるわけです。体がその20年の間に成長するように、愛も成熟するには「成長期間」があると考えられます。では成熟した愛とはどのような愛をいうのでしょうか。それは、自分のための愛ではなく、相手のために生きる愛、相手を幸福にする愛をいうのです。

家庭連合で、結婚前のセックスを戒め、「純潔」を叫ぶのは、男女の愛を否定したいからではなく、「未成熟期」における男女の愛の発動を防ぎ、将来の配偶者を「成熟した愛」で愛するためなのです。それは将来の配偶者を「愛するため」であり、その一人を「幸せにするため」、ひいてはその家族を核として「隣人をも幸せにするため」なのです。

真の男女の愛（夫婦の愛）は神様の理想の中心であり、「天国」の出発点となります。しかし同時に、愛は「時」と「方向性」を誤れば、「不幸」や「地獄」の出発点にもなります。誤った愛から「不幸」や「地獄」が生じてしまうのです。

成熟した愛を育んで、良い配偶者と出会い、美しくいつまでも喜びを感じ、幸せでいられる愛の関係をもって下さいね。