藁にもすがる思いで質問します。
先日出産した子供に障がいがあることがわかりました。
夫婦共にどうしたらよいかわからず、途方にくれています。子供に重荷を背負わせてしまったようで申し訳ない気持ちと、これからの生活に対しての不安で押しつぶされそうです。
しっかりしないといけないのはわかりますが、どうにもできません。
家庭連合ではこういった場合どう捉えるのでしょうか?
回答者
宇田川 理恵
家庭教育フォーラム相談員
お子さんが障がいを持って生まれた時の、親御さんのお気持ちはご本人でなければ分からない部分があると思います。
責任を一人で背負いこんで自分を責めるお母さんもいるでしょうし、何故このようになってしまったのかと天を恨む気持ちになってしまうお父さんもいるかもしれません。「何故?」と原因を追求してみても何にもならないと分かっていても、なお心の中でその問いを繰り返してしまう、そんなこともあるのではないでしょうか。
今すぐにそれを受け入れ、心を整理することができるかどうかは分かりませんが、参考までに家庭連合における障がい児の見つめ方をご紹介します。
私たちは、障がい児は他の子供同様、天から与えられた宝物だと考えています。
障がいを持っていようといまいと、私たちはその子と愛し、愛される関係を結ぶことができます。障がいを持っている子供は純粋なので、そうでない子よりもっと関係を深くすることができるかもしれません。
もちろん、障がいを持っている子供に対しては、親が支援しなければならないこともより多くあると思います。でも、だからこそ親の愛がもっと深まるし、家族もその子供を支えたいという思いで心を一つにできるのです。
そういう意味では、障がいを持った子供はその家庭に愛をもたらしてくれる「天の宝物」だと言えるのではないでしょうか。
家庭連合には障がい児の親の会である「天宝会」があります。その名前からも分かりますように、障がいを持った子供を「天の宝」として貴重に思い、子供たちを最高に幸せにし、最高に幸福な家庭となるために協力し合っています。
今後、ご本人も、親御さんも様々な困難にぶつかるでしょうが、そのような時こそ、「この子は天の宝である」ということを思い出してみてください。