「共感することが大事」とよく聞きますが、大人として、どうしても子供が間違ったことをしたときには共感してあげられない時があります。どうしたらよいのか教えてください。
回答者
多田 聰夫
家庭教育フォーラム代表
私たち親は、子供たちよりも多くの経験と知識を持っています。成功したり失敗したりと十分な体験があるわけです。
ですから、子供たちよりも、正しいのか間違っているのかを親の経験で判断することができます。そうすると、親は、感情的になって叱ってしまうこともあるでしょう。
親が正しい判断をしているとしても、子供がなぜそのようにしたのかを理解してみる努力が必要です。親子に信頼関係があってこそ、親の言うことを正しく子供が理解できるわけです。
子供が間違っていたとして、それをすぐさま子供に言って聴かせるというより、少し時間をおいて、心が冷静になってから、子供と向き合うようにしたいものです。